「住活」を成功させる7つの常識

 
 

住宅総合展示場に何気なく出向いた際に、「今の家賃の支払額と同額でマイホームが手に入りますよ!」との甘い言葉を信じて、半年後に契約。もっと他の建築会社も見ておけばと後悔・・・。
勢いやタイミングだけで家づくりをすると失敗の元になります。しっかりと時間と手間をかけて情報を収集し、お金のこと、これからの暮らしのこと、様々なことに納得してから家づくりを行ないましょう。そうです家づくりに早さは必要ないのです。

 

気になる建築会社を見つけたら、その会社で施工した複数の物件(建設現場)を見学する!

一つの施工物件(建設現場)を見ただけでは、その建築会社の良さも悪さも見つけることはできません。もちろんすぐに契約することもタブーです。最低でも3ヶ所(施工物件・現場)は見るべきです。可能ならば各物件(現場)を「基礎現場→構造現場→完成現場→OB客宅現場」と順をおって見ることができれば完璧です。

 

土地探しからの家づくりは、不動産会社からではなく、建築会社に任せる!

土地を所有していない方は、まず不動産会社に足を運びがちです。しかし、この行動自体が間違いなのです。右記の表からも分かるように、建築会社は建物を建て、完成後、お施主に引き渡さなければ収益の確保ができません。つまり良い土地探しをしないと建物を建ててもらえない建築会社に土地探しを依頼した方が得なのです。

 

家族間の情報の整理をし、家づくりにおける判断軸を明確にする!

家族が多いと、家づくりにおける要望は山のようにあることでしょう。ここでは山のようにある要望の中から「これだ!」と思えるものを3つに絞ることをオススメします。これをもって再度、施工現場等を見学することで自分たちの家づくりが明確になります。ブレない家づくりで納得のマイホームを建てましょう。

 

住宅ローンは、いくら借りられる? ではなく、いくらなら無理なく返せそう! で資金計画を立てる!

皆様のご家庭にもメーンバンクなる金融機関があるはずです。勤務先の給与が振り込まれたり、公共料金の引き落としがされるであったり等々。住活を成功させるには、資金計画も重要な要素となってきます。不動産会社や建設会社も顧客サービスの一環として、いろいろな金融機関に打診をかけてくれますが、建築を依頼するパートナーが不明確な場合には、ご自身で金融機関に出向いて「事前審査」を受けることも得策です。資金計画に関してわからないことは、金融機関の担当窓口の方に色々質問をぶつければいいわけですし、そもそも金融知識が大幅に増大することでしょう。何も難しいことはありませんのでご心配なく。

 

大手ハウスメーカーは自社の利益をまず考える! 地元工務店は地元での評判を大切にする!

大手ハウスメーカーに家づくりを依頼しても、最終的に工事を行うのは、地元の工務店ということはご存知ですよね? 利益を追求する大手ハウスメーカーは、建物の工事を実際におこなった工務店に対して、支払う代金を最小にしようと試みるのです。はたして、支払われる工事代金を最小にさせられた工務店は、大手ハウスメーカーに良い仕事をしてあげたいと思えるでしょうか? 答えは「ノー」なはずです。そして、最終的に被害を被るのは家づくりを託したはずのお客様になるのです・・・。 その点、地元工務店は評判を大切にしようとします。お客様の予算内で出来るだけ満足いただけるような提案を色々とするわけです。今では、大手ハウスメーカーが扱う部材・建材、住宅設備機器に関しても、工務店が扱えることができる流通網が整備されており、大手ハウスメーカーと何ら遜色のない家づくりを行うまでになりました。にもかかわらず価格は、大手ハウスメーカーの数十パーセントも割安でつくることができます。なぜなら、利益をまず考える大手ハウスメーカーとは異なり、そもそも工務店は地元での評判を大切にしようとする特性があるからなのです。(※利益を追求してつまずいた大手ハウスメーカー例:富士ハウス、アーバンエストート)

 

アフターサービス・保証体制が万全な会社かを把握する!

今、話題の「長期優良住宅」。これには、長期的な視点に立ったメンテナンス計画も必要であることが用件として盛り込まれています。この「長期優良住宅」に積極的に取り組む建設会社には、アフターサービスの項目は何ら問題がないと思いますが、その他の建設会社の場合には、是非確認してみることをオススメします。また、【常識6】のところでも例を出しました「富士ハウス」では、任意となっている『完成保証』に加入していなかったために、施工途中のお客様には多大なる迷惑と損害をもたらしたことはマスメディアの報道でもご存知のことと思います。もしものことを考え、このあたりの保証体制に関しても確認してみたほうがよいでしょう